誰もいないのに、自動ドアが勝手に開くのはなぜ?
2016/08/10
カテゴリー自動ドア豆知識
自動ドアが勝手に開く不可解な現象とは?
業界用語で「幽霊現象」とも言われています。
これは、基本的には「自動ドアのセンサー」に由来する現象です。
自動ドアのセンサーとは?
自動ドアのセンサーは、よく自動ドアの目や耳に例えられます。自動ドアが停止したり、待機中から作動中までの周辺状況を素早く読み取り、自動ドアの頭脳に情報を送る役割を果たしています。
自動ドアのセンサーの種類は?
「光線式」と「熱線式」の2種類あります。
- 光線式の場合
床面から反射する光量と、検出エリアに入ってきた物体に反射する光量の差によって検出する方式です。高さの低い物・黒い服などは、光量に差が出にくく、検出しにくい。
- 熱線式の場合
床の表面温度と検出エリアに入ってきた物体の温度差によって検出する方式です。
夏場の気温が高い日には人を検出しにくい。
この幽霊現象が起こる原因は?
- 雪や風の影響で開く
- 水たまり・観葉植物などの揺れ動くもので開く
- 虫や鳥などの動きで開く
- 自動ドアセンサーの周りに蜘蛛の巣があるため開く
- 空調で室内外の温度差ができたときに開く
雪や強風の自然からの影響、鳥などの動物の動きが原因の場合は、私たちでも気づくことは可能ですが、虫のような素早く小さい動き、水たまり・観葉植物などの揺れの動きは、確かめることがとても困難です。また、冬には虫や鳥もほとんどいないため、幽霊現象が起きた場合の原因は、自動ドアセンサーの周りに蜘蛛の巣がある可能性が最も高いです。
どちらの方式にも言えることですが、センサー汚れが付着しているとセンサーの感度が低下し、誤作動を起こすきっかけになります。自動ドア開閉に不具合を感じたら、まずはセンサーの周りを綺麗にすることから始めてみてください。
それでも改善されなければ、是非こちらまでお電話ください。